ケイちゃん

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ケイちゃん

一周忌です。


ここのアドレスは3人しか知りません。なので心の中をバンバン書き出しています。ていうか吐き出しているかな。如何なものかと自分でも思うのですがSNSでは絶対に出来ません。なのでお許し下さい。


田舎に帰省中、母と弟に「なんでケイちゃんは亡くなったの?老衰?」と聞かれました。老衰ならどれだけ良かった事か。ケイちゃんは去年の1月3日迎えに行った時、左頬がえぐれて血と膿が出ていて腫れていました。青天の霹靂です。院長にそれを聞く前に畳み掛ける様に「膵臓癌または肝臓癌」と言われその説明を真剣に聞きました。それを信じました。でもケイちゃんはその5日後に亡くなったのです。(※ 因みにお泊りする場合、この病院にはお遊戯の時間があり他のワンちゃんとの接触があります)



疑問に思い始めたのはケイちゃんが亡くなって2週間が過ぎた頃、○○○動物病院から大きなお花が送られてきた時からです。箱の高さは100㎝はあったと思います。とても大きなお花であろうと分かる箱でした。Mちゃんは以前から「何かと言えば検査検査」で1回の診察料は軽く2~3万円は掛かる○○○動物病院が大嫌いでしたが、高齢で転院するのは勇気が要ります。それで私は躊躇したのです。


15.6年前は○○○動物病院しかなかったのです。
Mちゃんはその箱を泣きながら足蹴りし「こんなの要らん!今すぐ捨ててーーーーーーー!」と叫んでいました。私も泣きながら中身も見ず速攻捨てました。


その話を母にしました。母は「それは他の犬に噛まれたんやろ」と言ってましたが、私はまだ半信半疑だったのです。そして弟も母と同じことを言い「姉ちゃん、そんなん後ろめたい気持ちがあるから花なんて送ってきたんやろ」私はこの時初めて確信しました。

私「それやったら言うてくれたらええやん」
弟「そんな事言うたら監督不行き届きになって最悪訴訟問題になるやろ」


私もあの院長と若造野郎(余命3ヶ月宣告野郎)は嫌いでしたが信じてはいましたし、やっとあの空白の5日間の出来事が判明しケイちゃんに謝る事が出来ると思いました。


それと同時に私の心の中は「憎悪」という今まで感じた事もない考えた事もない気持ちが芽生え「復讐をする」に変わっていきました。具体的な復讐は出来ないので「ネットの口コミ・病院評判」で復讐を誓ったのです。「本当の事を書いてやる!ケイちゃんを殺しやがって!」


私は普段泣く事は許されません。ですがやっぱり母に甘えているのでしょうか、母の前でのた打ち回って号泣し「復讐してやるーーーーー!絶対に許さん!」叫び続けました。母は黙って聞いていましたが私が落ち着いてからこう言いました。


「そんな事してケイちゃんが喜ぶやろか。ケイちゃんは喜ばんよ」
「悔しいのは分かるけど今居るマロンちゃんを大事に育てる方がケイちゃんは喜ぶと思うよ」


私の心の中にはまだ「復讐」という思いはありましたが、母の言う通りだと感じました。そして普段動物に興味のない母から(マロンを迎えに行った日)電話があり「マロンちゃんはどうやった?」「元気やった?」と。その頃には「あの病院だけは絶対に許さん!」という気持ちはありましたが「復讐してやる」という気持ちは無くなっていました。


今日は晩年大好きだった「赤ちゃんの離乳食」をケイちゃんの仏壇に上げました。きっとケイちゃんは喜んでいる筈です。「あの病院だけは絶対に許さん!」という気持ちには変わりはありませんが波風は立っていません。私の気持ちを汲んでくれ受け止めてくれた母にも感謝しています。溜飲が下がるとはこういう事なのでしょう。

穏やかな気持ちでケイちゃんに合掌する事が出来ました。ケイちゃん美味しかったやろ。よしよし。

lettuce
只々スポーツが大好きなスポーツオタです。特にフィギュアスケートと阪神タイガースを応援しています。フィギュアスケートというより浅田真央さんの大大大ファンです。