七夕前日

明日は七夕。実家の母の誕生日です。

それと共に毎年七夕前後だけ思い出す事があります。
若くして亡くなった高校時代の彼氏、Y君の誕生日でもあるのです。

そりゃあね、母親と同じ誕生日ですもの、思い出しますよ。

鉄工所の長男で、零細・中小企業の定番(大企業でもサントリーなんかもそうですが)世襲制で跡を継ぎました。
両親・妹・弟がいました。


あれ?どこかで聞いた話ですね、そうです、あの人と同じ様な家族構成です。
「鉄」・「長男」・「若くして亡くなる」・「イケメン」(Y君の方が遥かにイケメンだった。ゴメンたくみちゃん)
私の人生のキーワードですかね、何だか悲しいなあ。


超面食いだった私が悪いのか、あ!言っておきますがY君の場合、私から告白したんじゃないんですよ。
告白したのはあの人だけです。

私の(イケてる)叔母はいつもこう言います。
「あんたねえ、彼氏見つけなさいよ。彼氏じゃなくてもお茶するくらいの男友達を」てね。


でも貴方ねえ、私の中身は完全にオッサンなんですからもうそういうのには興味はありません。

遠い遠い過去の話。
携帯も無かった時代。

習い事をサボって逢っていたY君。
誰もが振り返るくらいイケメンだったY君。
私にはメチャクチャ優しかったY君。

私の家へ夜中バイクを飛ばし、会いに来てくれたY君。
電話で最高4時間位夜中に喋ってイチャイチャしていた私とY君


あの頃に戻りたいなあ。

でもその後、あの人と出逢うのです。
Y君との関係がギクシャクし出した頃です。Y君の事を相談していました。

何であんなにイチャついていた関係だったY君と上手く行かなくなったかと言いますと。
Y君のお父さんの鉄工所が傾き始めたからです。(これは数年後に分かりました)


何で私はそれに気付かなかったのか。とは思いますが若気の至りとしか言い様がありません。

以前にもY君の話は書きました。
百貨店に勤めていた時、5階の紳士服売り場(私は1階の紳士用品)にY君の彼女がいた事を。
その彼女が私にそっくりだった事。

私は元ヤンですし、男性関係も派手に思われがちですが、付き合ったのはY君とあの人だけです。


甘酸っぱい想い出です。涙出そうになってきた。